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Frost, W.*; 関 剛斎*; 窪田 崇秀*; Ramos, R.*; 齊藤 英治; 高梨 弘毅*; 廣畑 貴文*
Applied Physics Letters, 118(17), p.172405_1 - 172405_5, 2021/04
被引用回数:1 パーセンタイル:7.86(Physics, Applied)We demonstrate that the spin-Seebeck effect can be used to estimate the volume of edge domains formed in a giant magnetoresistive (GMR) device. The thermal gradient induced by Joule heating can be harnessed by the addition of a ferromagnetically insulating channel of FeO on the sides of the GMR pillar. This generates a spin wave in FeO, which couples with the free-layer edge magnetization and controls the reversal of the ferromagnetic layers in one direction only, increasing the current density from A/cm to A/cm. By simple assumption, we estimate the effect of the edge domain on magnetization reversal to be by spin-transfer torque.
堀田 貴嗣; Moraghebi, M.*; Feiguin, A.*; Moreo, A.*; 柚木 清司*; Dagotto, E.*
Physical Review Letters, 90(24), p.247203_1 - 247203_4, 2003/06
被引用回数:83 パーセンタイル:91.22(Physics, Multidisciplinary)ドープされたあるいはドープされていないマンガン酸化物における新規な基底状態スピン構造を解明するために、軌道縮退二重交換模型を平均場近似や数値的手法によって解析した。ドープされていない場合、E-型と呼ばれる新しい反強磁性相が、パラメター空間において、A-型反強磁性相に隣接して現れる。その構造は、最近の実験結果と一致する。この絶縁体的なE-型反強磁性相は金属強磁性相とも競合しており、これは、ドープされていないマンガン酸化物においても超巨大磁気抵抗が現れる可能性を示唆している。また、ドープした層状マンガン酸化物に対して、-型という別の新しい反強磁性状態を含む相図を得た。この新しい相の実験的検出についても議論する。
堀田 貴嗣
Physical Review B, 67(10), p.104428_1 - 104428_8, 2003/03
被引用回数:21 パーセンタイル:68.23(Materials Science, Multidisciplinary)ドープされていないマンガン酸化物の強磁性状態における新しい金属絶縁体転移の存在が、ヤーンテラー歪みと強く結合する-軌道縮退ハバード模型の数値的手法による解析に基づいて議論される。基底状態相図を電子・フォノン結合定数とクーロン相互作用によって定義される平面に描くと、銅酸化物に対する標準的な1バンドハバード模型とは対照的に、この-軌道縮退ハバード模型においては、ハーフフィリングでも、との有限の値に対して金属相が存在することがわかった。これは、フェルミ面の形状が、絶縁体相に特有の交替軌道秩序と整合しないためである。以上の結果に基づき、ドープされていないマンガン酸化物における超巨大磁気抵抗効果の新しいシナリオが議論される。
石井 賢司; 藤原 明比古*; 壽榮松 宏仁*; 久保園 芳博*
Physical Review B, 65(13), p.134431_1 - 134431_6, 2002/03
被引用回数:32 パーセンタイル:78.19(Materials Science, Multidisciplinary)Euとフラーレンの化合物であるEuC及びEuをSrで置換したEuSrCについて、結晶構造,磁性,電気伝導についての研究を行った。これらの結晶構造は他のC(はアルカリ金属、または、アルカリ土類金属)と同じbcc構造である。磁気測定では、磁気モーメントは+2価のEu原子(S=7/2)が担っていることがわかり、=10-14Kにおいて強磁性転移が観測された。EuCでは比熱の測定からも強磁性転移が確認できた。EuSrCの物性でもっとも特徴的な点は、低温で非常に大きな負の磁気抵抗が観測される点である。EuCの抵抗率の比(=9T)/(=0T)は、1Kで約10にも及ぶ。このような巨大磁気抵抗はC上の伝導電子とEu上の4電子の間に非常に強い-相互作用が働いていることを示している。
綿引 成哉*; 目時 直人; 鈴木 淳市; 及川 健一; Nie, J.*; 立木 昌*; 山田 安定
Journal of the Physical Society of Japan, 70(4), p.1090 - 1098, 2001/04
被引用回数:6 パーセンタイル:42.11(Physics, Multidisciplinary)(La, Tb)CaMnO巨大磁気抵抗効果における強磁性相関の役割を明らかにした。磁場中で得られた中性子散乱強度の振舞いは、磁気抵抗の振舞いと良い一致を示すことから、短距離の強磁性揺らぎが磁気抵抗増大の要因であることがわかった。
Fernandez-Baca, J. A.*; Dai, P.*; 若林 信義*; Plummer, E. W.*; 片野 進; 富岡 泰秀*; 十倉 好紀*
Journal of the Physical Society of Japan, Vol.70, Supplement A, p.85 - 87, 2001/00
ORNLに設置された広角中性子回折装置WANDを使って、巨大磁気抵抗効果を示す強磁性のマンガン酸化物、(Pr,Ca)MnOと(La,Ca)MnOの格子歪みにおける相関を調べた。歪みの場の相関長、格子との不整合性及びその方向の濃度依存性から、格子歪みの発達が系の伝導性(電気抵抗)を著しく低下させることが明らかになった。
片野 進; Fernandez-Baca, J. A.*; 山田 安定
Physica B; Condensed Matter, 276-278, p.786 - 787, 2000/03
被引用回数:9 パーセンタイル:47.89(Physics, Condensed Matter)PrCaMnOの電荷秩序、反強磁性並びに強磁性状態を、広角中性子回折装置(WAND)を用いて調べた。試料温度の低下とともに、これら秩序相が出現し、さらに磁場下で強磁性相が大きく発達することが明瞭に観測された。高温では基本反射のまわりに非常に大きく広がった散漫散乱が観測された。これが低温になり、さらに磁場を印加することによって、強磁性反射に成長する。一方、磁場下での強磁性相において、磁場を急速に切ると、強磁性相から電荷秩序した反強磁性相にゆっくりと緩和していくこと、その途中で金属-非金属転移がパーコレイティブ(浸透的)に起こることが明らかになった。
福田 秀孝*; Y.Janssen*; 藤井 博信*; 浴野 稔一*; 森井 幸生
Journal of the Magnetics Society of Japan, 23(1-2), p.108 - 110, 1999/00
CeFeは斜方面体構造をとる2-17型希土類鉄化合物のうちでは唯一、T=210K以下で反強磁性を示す。中性子回折実験の結果、210Kから110Kの間ではFe部分格子のC面内にある磁気モーメントが、波数ベクトルQ=0.0372でC軸方向に伝播するらせんスピン構造をとること、110K以下ではC軸方向に二倍の超格子磁気セルを持ち、波数ベクトルQ=0.0435でC軸方向に伝播する変調らせんスピン構造をとることが判明した。伝導実験からは、110K以下で巨大磁気抵抗効果が観測された。一方LuFeには巨大磁気抵抗効果は見いだせない。
山田 安定*; 日野 理*; 納土 晋一郎*; 金尾 りんな*; 稲見 俊哉*; 片野 進
Physical Review Letters, 77(5), p.904 - 907, 1996/07
被引用回数:314 パーセンタイル:98.69(Physics, Multidisciplinary)低SrドープのLaSrMnOについて中性子散乱法で測定を行い、x=0.1及び0.15の試料について、Srドープにより導入された電荷(ホール)が秩序化するポーラロン秩序相を見出した。このポーラロンの秩序化が起こる温度は、この物質の金属絶縁体転移に対応しており、また、秩序化した電荷の組む格子の周期は、立方晶ペロブスカイト構造を基本として、その224倍になっている。いわゆる整合相になっていることを確認した。224構造に対応する電荷の濃度は、x=0.125に対応しており、x=0.1や0.15で整合相が観測されたという事実は、この物質においては、電荷秩序の長周期構造が整合相に固定されやすい傾向をもっていることを示している。